“僕のお気に入りのジャズ・ピアニストの一人に、セロニアス・モンクがいる。以前、彼にどうやったらそんなに素晴らしい音をピアノから叩き出すことができるのかと尋ねた人がいた。するとモンクは鍵盤を指さしてこう言ったのだ。「新しい音なんてものはどこにもない。鍵盤を見ればわかるけど、音はもうぜんぶ決まってるんだ。でも音に十分な意味を与えてやると、その響きが違ってくる。ほんとうに出したかった音になるのさ!」 文章を書くとき、僕はよくこの言葉を思い出す。そして自分に言い聞かせている。「その通り。新しい言葉があるわけではない。僕たちの仕事は、ありきたりな、なんでもない言葉に新しい意味と特別な響きを与えることなのだ」この考えは僕を勇気づける。わたしたちの前にはまだ知られざる領域がいっぱいに広がり、肥沃で広大な土地が、誰かに耕されるのを待っているさまが目に浮かぶのである。”
—
(via
)
2011-01-13
(via
)
